私が「新しい大学」を創る理由
挑戦と多様性がつなぐ未来
はじめに
私が「新しい大学」を創ろうと決意した背景には、これまで積み重ねてきた多様なキャリアと、それを通じて得た深い学びが密接に関係しています。
私のキャリアは、一般的に「順風満帆」と言われる一直線の道ではなく、時には紆余曲折や挫折を伴う──いわば「謎なキャリア」とも形容できる航海でした。
しかし、そのように不確実性に満ちたキャリアの中で、多くの気づきや成長を得たことが、私の人生観や教育観に大きく影響を与えています。
ソニーでの経験
私のキャリアの出発点は、ソニーでエンジニアとして働いた経験でした。
技術革新を追求する現場で、「変化を恐れず、未知に挑む」というソニー独自の文化を肌で感じることができたのです。
この環境では、社員一人ひとりが創造性を最大限に発揮し、新しい価値を切り拓くことを奨励されていました。
製品開発のプロジェクトでもリスクを恐れず挑戦する姿勢が求められ、それが新たなアイデアやイノベーションの源泉となっていました。
特に印象的だったのは、多様な専門性を持つチームメンバーと協働し、失敗を許容する文化が組織全体に浸透していたことです。
そこで私は「個性」を尊重し、それを活かすことが組織の力になると実感しました。
多様性を活かしたコラボレーションが、新たな価値を生み出す鍵だと気づいたのは、まさにソニーでの経験を通じてです。
しかし当時の私は、その環境の貴重さを十分に認識できず、次のキャリアに進んでから、その重要性を深く理解するようになりました。
ソニー卒業後の経験
ソニーを卒業した後は、自分のやりたいことを追求しながら、異なる業界や職種で経験を積みました。
外資系企業では異文化コミュニケーションやグローバルな視点でのコラボレーションを学び、スタートアップではリソースが限られる中での問題解決や組織運営を実践しました。
こうした過程で、異なるバックグラウンドや専門性を持つ人々と協働することで、新しい価値が生まれる土壌が形成されることを改めて実感したのです。
そうして私は、「自由に挑戦できる場」「個性を活かせる場」「多様性を活かす場」が、人の成長にとっていかに重要であるかを確信しました。
これらの環境は、単に個人がキャリアを切り拓く手段にとどまらず、人の可能性を最大限に引き出し、自律的な成長を促す基盤にもなります。
挑戦の場が提供されることで、自ら試行錯誤を繰り返し、そこから学びを得ることを通じ、夢を現実に引き上げる力を身につけるのです。
大学院時代に無力感を感じた瞬間
大学院での経験も、「自由に挑戦する場」の重要性を認識するきっかけとなりました。
当時、私はある研究プロジェクトに取り組んでいましたが、そのテーマに価値を見いだせず、苦悩していました。
私の研究分野ではすでに大きな技術革新が達成されており、それと比べると自分の研究は取るに足らないと感じていたのです。
「自分の研究が社会で使われることはないのではないか」──そんな無力感に襲われ、自分の選択が間違っていたのかと何度も自問しました。
しかし、研究テーマを変更したり、新しい道を選んだりすることが許されない状況だったため、毎日のように自分の価値や存在意義を見失いそうになりました。
この経験を通じて強く感じたのは、「主体的に選択できる環境」の大切さです。
選択肢が与えられない状況では、人はただ与えられたものに従うしかなく、自律的に成長する機会を失います。
この無力感は、「新しい大学」を構想する大きな原動力となりました。自ら選択し、挑戦を行いながら成長できる環境の必要性を痛感したのです。
大学教育の現状
現代の教育、特に大学教育では、「知識を詰め込む」ことや「型にはまった学び」がいまだ主流です。
これからの時代に必要なのは、社会に出る前の学生が、自ら課題を発見し、それを解決するプロセスを経験できる環境だと思います。しかし、そのような環境は現状ではあまり多くありません。
また、大学関係者や学生との対話を通じて、今の大学教育には解決すべき課題が数多くあると感じました。
とりわけ「自由に挑戦する場」が欠如していることは深刻です。
特に研究活動においても学生が自由に挑戦できる場が少ないため、多くの若者が不遇な環境に置かれているのです。
子育ての経験
さらに、私自身の子育て経験を通じて、教育の重要性を改めて認識しました。
子育てをしていて気づいたのは、「親自身が変わらなければ子どもは変わらない」という事実です。
子どもが主体的に成長するには、子どもの願望を尊重し、それを実現できるように親が支援し、好奇心を伸ばす「環境」自体が必要だと感じています。
その環境の中で、子どもが自分で場を選び、その場で自立した学びを行うことで、人格形成が進むのです。
この気づきは、教育現場においても通じるものがあると思います。
大学の在り方とは?
そもそも大学は「教育」「研究」「社会貢献」という三つの役割を担っています。しかし、今の日本の大学は、本来の機能を十分に発揮しているでしょうか。
大学関係者の話を伺う限り、100%「Yes」とは言い切れない状況のようです。
また、中世ヨーロッパでは、大学が「専門家の育成」「知識の伝達と学問の発展」「学問の自由と自治の確立」の役割を担っていました。それは今の日本にも必要なことではないのでしょうか。
こうした問題意識を踏まえると、大学本来の役割に立ち戻り、これからの日本の大学として新しい形を創る必要があると思います。
とりわけ、複雑化・多様化が進む「VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)」の時代には、現状を疑い、あるべき姿をイメージし、それを実現するために多様なステークホルダーを巻き込むことが求められています。
そうした取り組みの一つが「知の探求と創造」です。
学生は自ら問いを立て、未来を予測し、仮説を検証する過程で、新たな未来を切り拓く力を身につけていきます。
その中で批判的思考力、創造性、倫理観、コミュニケーション能力、チームワークなどの非認知的スキルが培われ、理論知と実践知が統合されるのです。
さらに、「人格形成を担う学びの場」も重要です。
古来、欧米ではリベラルアーツが重視されています。私たち日本人にとっては、日本の伝統的な価値観を踏まえ、日本人としての哲学や倫理観を学ぶことが欠かせないと思います。
そうした哲学や倫理観を踏まえつつ、「知の探求と創造」を実践することで、これからの日本社会を築く人材を育成し、大学が本来的に担う「人格形成の場」としての役割を取り戻していくのです。
つまり、日本の大学として「知の探求と創造」と「人格形成を担う学びの場」を再興することが、非常に大切だと私は考えています。
それだけでなく、「自由に挑戦する場」「個性を活かせる場」「多様な価値観がつながる場」「グローバルとローカルがつながる場」「社会課題の解決につながる場」など、私が目指す「新しい大学」では、こうした異なる要素が結びつくことで未来においても新しい付加価値を提供し続ける──そんな学びの場を創りたいのです。
最後に
「新しい大学」の構想は、私のキャリア経験、大学院での挫折、教育への問題意識、そして子育てから得た洞察を反映したものです。
この「新しい大学」では、学生が主体的に学び、自ら挑戦し、新たな価値を創造する力を養う場を提供していきます。
「新しい大学」では、「自由に挑戦する場」「個性を活かせる場」「多様な価値観がつながる場」を中核に据えることで、学生が自己成長を遂げ、社会に貢献する人材へと羽ばたくことを目指します。
そして、「知の探求と創造」と「人格形成を担う学びの場」として、大学の再興を行うのです。
本記事では、「新しい大学」を創るに至る私の想いと背景をお伝えしました。
次回以降の記事では、現在進行中の教育事業の立ち上げと並行しながら、この背景をより具体的な構想へと落とし込んで紹介していきます。
注)本記事は生成AIを活用し作成しています。
